【スチコンとは?】多機能の調理機器スチコンについて現役厨房機器メーカーの社長が徹底解説!!

スチコンを使用している人

和食・洋食・中華屋さんの全てで絶大な威力を発揮するスチームコンベクション(スチコン)ですが、

・実際スチコンって何ができるの?
・スチコンのメリット、デメリットって何があるの?
・機能が高い分、値段も高そうだけど実際どうなの?

という方のために、スチコンの実際の使用方法や特徴、メリット/デメリットなどを厨房機器メーカーの社長が徹底解説します。

最後にはスチコンを安く使用するための方法もご紹介しているので、ぜひご覧ください。

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目次

スチコンとは?

スチコン画像

スチコンとは「スチームコンベクションオーブン」の略称で厨房機器のひとつです。

このスチコンは対流加熱で焼き上げるコンベクションオーブンにスチーム発生装置を取り付け、温度と湿度を調整し1台で複数の調理が可能となった多機能の加熱調理機器になります。

スチコンでは熱風や蒸気を単独で利用したり、または同時に利用することで「焼く・蒸す・煮る・炊く」など複数の調理方法が可能です。

そんなスチコンにはガス仕様と電気仕様の2種類の電源の設置環境があります。

そして1台で複数の調理や大量調理が可能なため、飲食店やホテル、スーパーや惣菜店、病院や学校、保育園、老人福祉施設の給食施設などの現場での使用に最適です。

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スチコンを使うメリットとは

スチコンを使うメリットには、同時に複数の調理ができる点や調理時間を短縮できる点、誰でも簡単に同じ味や仕上がりにできる点などが挙げられます。

ここではそんな万能調理器であるスチコンの3つのメリットについて詳しく解説します。

スチコンのメリット①同時に複数の料理が作れて作業効率が良い

通常2つ以上の料理をする場合コンロや鍋などその分用意をする必要がありますが、スチコンがあれば1台で同時に複数の料理を作ることができます。

またスチコン1台で様々なタイプの調理ができるため炊飯器やフライヤーなどの調理機器や器具が必要最低限で抑えられ、調理場の作業スペースも確保でき作業効率がアップします。

さらにスチコンで調理をしている間に別の作業に取り組んだりスチコンについた汚れを検出して洗浄する自動洗浄機能が搭載されているので手入れが楽で時間を上手く活用できます。

スチコンのメリット②調理時間を短縮できコスパが良い

スチコンは大量の食品の調理に向いており、調理時間を大幅に短縮することができます。

調理時間を大幅に削減することでレストランや飲食店などでは回転率を上げることができ、費用対効果の向上にも期待が持てます。

また大量の料理が必要となる給食現場にスチコンを導入することで生産性が向上し、人件費の削減にも効果があります。

スチコンのメリット③誰でも簡単に同じ味や仕上がりにできる

スチコンを使って調理する場合、ホテルパンに並べた食材をスチコンの中に入れ、パネルで調理時間や温度などの設定を行い、ドアを閉めてスイッチを押します。

このように誰にでも簡単にできる工程で調理が可能なため、料理経験が少ないアルバイトなどでも簡単にでき、経験豊富なシェフの作るプロの料理人の味や仕上がりを再現することが可能です。

また基本的にスチコンはボタン1つで簡単に操作ができるので、失敗することも少なく誰にでも任せられるため人手不足対策の問題なども解決できます。

属人性の排除にも繋がるので人材不足で悩んでいる方へオススメの厨房機器です!

スチコン導入のデメリット

スチコンについて考える人

では反対にスチコンを導入するデメリットには何があるのでしょうか?

スチコンのデメリット①導入時に費用がかかる

まずスチコンを導入する上でデメリットとなるのが、価格が高いため導入時に費用がかかることです。

スチコンは多機能な加熱調理機器であるため他の機器に比べると価格が高くなっています。

最近では製品サイズの小型化や低価格化も進んでいますが、まだ安価な商品は少ない状態です。

しかし、サブスクキッチンなら月額制なので、初期費用を抑えてスチコンを使用することができます。

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スチコンのデメリット②操作方法を覚える必要がある

スチコンは誰でも簡単に取り扱いができる調理機器ではありますが、最初は操作の説明を勉強したり使い方を覚える必要があります。

また調理をする前に操作パネルで調理の加熱方法や時間などのプログラムをセットする必要があり、機械の操作に慣れないとやや手間がかかってしまう作業となります。

スチコンのデメリット③少量の調理には不向き

スチコンは大量の調理に向いていますが、逆に小量の調理には不向きです。

小容量の調理にスチコンを利用する場合、電気代など逆にコストがかかってしまう場合もありコスト削減にはなりません。

ご自身の厨房に合っているかどうか確認してから導入を進めることをおすすめします!

スチコンが持つ機能と特徴の紹介

厨房の画像

スチコンの導入にはデメリットもありますが、スチコンは乾燥した熱気や蒸気、または蒸気を含んだ熱気で調理をするというように様々な機能や特徴があります。

ここではスチコンの主な機能である3つの調理モードについて詳しく解説していきます。

特徴①スチームモードでの調理

スチームモードでは蒸気を発生させて食材を加熱でき、主に蒸す調理が可能です。

設定温度は30℃〜130℃の範囲で、プリンや茶碗蒸しのような繊細な蒸し物や油揚げの油抜き・野菜の下茹でなどの下処理、冷凍食材の解凍などにも使用できます。

特徴②ホットエアーモードでの調理

ホットエアーモードでは熱風をファンで内部に循環させることで食材を焼いたり、ローストすることが可能です。

設定温度は30℃〜300℃の範囲で、焼き魚やステーキなどの焼き物、焼き菓子やパン、ローストビーフなどムラが少なく均一した焼き上がりを実現することができます。

また下揚げされた大量の揚げ物を再度調理するなどにも非常に役立ちます。

特徴③コンビネーションモードでの調理

コンビネーションモードでは熱風と蒸気を利用することで食材の水分を保った状態で調理ができ、食材を焼く以外にも煮たり、炊いたりなど様々な調理法が可能です。

設定温度は30℃〜300℃の範囲で、煮くずれや焦げつきなく煮物を作ったり従来の蒸し器やオーブンでは難しい料理も作ることができます。

またコンビネーションモードは、食材の中心への熱伝導が早いため短時間で調理ができるメリットがあります。

スチコンを使用した調理法とスチコンレシピをご紹介!

スチコンでは様々な用途に対応した調理が可能ですが、具体的にどんな料理ができるのか気になりますよね?

そこでここではスチコンを使用して作れる代表的なレシピについてご紹介していきます。

①調理法「スチームモード」で茶碗蒸しの制作

一般的に茶碗蒸しは蒸し器を使用し、火加減や時間調節が必要な繊細な料理の1つです。

そんな手間のかかる茶碗蒸しでも、スチコンを使うと簡単でなめらかな口当たりのよい仕上がりになります。

スチコンでの調理例
・設定:スチームモード、調理時間20分、温度85℃
※使用するスチコンのメーカーや機種によって設定時間や温度は異なります。

・作り方
①茶碗蒸しの容器に具材を入れて、容器に蓋をする。
②ホテルパンに並べて、スチームモードで温度・時間を設定して加熱する。
③蒸しあがったら三つ葉をのせて完了。

②調理法「コンビネーションモード」で鶏もも肉のハーブ焼きの制作

スチコンで鶏もも肉を調理すると、表面はカリっとして中はジューシーでお店で食べられるような最高の仕上がりになります。

スチコンでの調理例
・設定:コンビネーションモード、調理時間11分、温度220℃、蒸気量90%
※使用するスチコンのメーカーや機種によって設定時間や温度は異なります。

・作り方
①ハーブを漬け込み、事前に下ごしらえをしておいた鶏もも肉をホテルパンに並べて加熱をする。
②焼きあがった鶏もも肉を切り分けて野菜を添え皿に盛りつける。

③調理法「スチームモード」でほうれん草のおひたしの制作

スチコンを使用すると大量のお湯でほうれん草をゆがく手間がなく、栄養素が流れ出る心配もありません。

スチコンでの調理例
・設定:スチームモード、調理時間3分、温度100℃
※使用するスチコンのメーカーや機種によって設定時間や温度、蒸気量は異なります。

・作り方
①水に浸しておいたほうれん草をホテルパンに並べて加熱する。
②ほうれん草の水気を切って出汁に浸して冷やし、器に盛りつける。

④調理法「ホットエアーモード」でのバスクチーズケーキの制作

スチコンではケーキなどのお菓子作りも可能で、コクのあるしっとりとなめらかな生地でしっかりと焼き色のついたバスクチーズケーキが作れます。

スチコンでの調理例
・設定:①ホットエアーモード、調理時間15分、温度230℃
    ②ホットエアーモード、調理時間10分、温度180℃
※使用するスチコンのメーカーや機種によって設定時間や温度は異なります。

・作り方
①クリームチーズにグラニュー糖などの具材を混ぜ合わせて、型に流し込む。
②ホテルパンにケーキ型をのせ、設定①②の順に加熱をする。
③粗熱をとった後、冷蔵庫で冷やして盛り付ける。

⑤調理法「スチーム・コンビネーションモード」でタケノコの炊き込みご飯の制作

スチコンでは炊飯も可能で、具材を変えると様々な炊き込みご飯を作ることができます。

スチコンでの調理例
・設定:①スチームモード、調理時間3分、温度100℃
    ②コンビネーションモード、調理時間10分、温度160℃。蒸気量100%
    ③コンビネーションモード、調理時間30分、温度150℃。蒸気量100%
※使用するスチコンのメーカーや機種によって設定時間や温度、蒸気量は異なります。

・作り方
①タケノコや油揚げをホテルパンに入れて設定①で加熱する。
②加熱した①とだし汁などその他の材料を加えて設定②で加熱する。
③加熱後の②をザルにあげ、具と煮汁に分けておく。
④米を入れたホテルパンに煮汁と水を投入し、具をのせて蓋をしたら設定③で加熱する。
⑤スチコンの庫内に置いたまま10分蒸らしてから取り出して混ぜ、器に盛りつける。

スチコン1台あれば様々な料理を使用することが可能なので、導入を考えている人は是非サブスクキッチンでスチコンをご覧ください。

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スチコンの購入に迷っているならまずはサブスクキッチンがオススメ!!

多機能で複数の調理が可能なスチコンは、普通に購入しようと思うと価格が高いというデメリットがあります。

そんな時におすすめなのが厨房機器をサブスクリプションサービスで利用できる「サブスクキッチン」です。

この「サブスクキッチン」でスチコンをサブスク利用する場合と購入する場合についての違いをご紹介します。

スチコンを通常購入する場合の問題点

・普通にスチコンを購入する場合は、本体の販売価格が高いので初期費用が高くなる。
・個人事業主や初めて飲食店を経営する場合は資金調達も含めてハードルが高い。
・スチコンを購入した後は自分で機器の保守や修繕作業を行う必要がある。

サブスクキッチンを利用する場合のメリット

・リースやレンタルとは異なり中長期など自由に契約期間が選択でき、最新の機器を使用できるメリットがある。
・サブスクキッチンでは保守点検や修繕などメンテナンスもサービスに含まれている。
・サブスクキッチンは初期費用が0円で定額の月額料金なので安心して利用が可能。
・初期費用がかからないので、個人事業主など誰でも気軽に導入することができる。

スチコンの購入とサブスクの利用を比較すると、初期費用の点から導入のしやすさが大きな特長です。
圧倒的に便利だと分かっていてもスチコンの購入に踏み切れない方は、一度サブスクキッチンでスチコンのサブスクに挑戦してみてはいかがでしょうか?

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まとめ

この記事では、ホテルや飲食店などで活躍しているスチームコンベクションオーブン(スチコン)について、どんな機能や特徴があるのかメリットやデメリットと共に、スチコンで調理できるレシピやスチコンを安くお得に利用する方法について徹底解説しました。

スチコンは、熱や水蒸気を利用することで「焼く・蒸す・煮る・炊く」など複数の調理が同時に可能な多機能の加熱調理機器です。

そんなスチコンには導入時に費用がかかったり、始めに操作を覚えたり、少容量の料理には向いていないというデメリットがあります。

しかしスチコンは同時に複数の調理ができたり調理時間を大幅に改善できるので食事作りが効率化でき、誰でも同じ味や仕上がりにできるなどのメリットがあり人手不足の解消にも貢献します。

スチコンは3つの調理モードがあり、それぞれの機能を利用して多彩な料理を可能としています。

また最近ではスチコンのサブスクもあり、特に「サブスクキッチン」では初期費用が不要で月額料金のみで理想的にスチコンを導入できておすすめです。

スチコンの導入に興味のある経営者の方は、ぜひ「サブスクキッチン」のご利用を検討してみてください。

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この記事を書いた人

麺ビジネスのトータルプロデューサーとして飲食店経営の立案から店舗建築、麺厨房機器導入、アフターサポートまでを総合プロデュースする株式会社富士工業所の代表取締役で数多の飲食機器の開発〜店舗建築を手掛けております。

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